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臭気対策の見直しガイド

臭気対策をしても効果がない?工場の臭いが改善しないときの確認ポイント

脱臭設備の導入や臭気対策を行っていても、期待したように臭いが改善しない場合があります。その場合、すぐに設備を交換するのではなく、発生源、捕集状況、現在の処理条件、設備の運転・メンテナンスなどを順番に確認することが重要です。

臭気対策で効果を感じにくいときの6つの確認ポイント

臭気対策が十分に機能していないように感じる場合は、設備だけを見るのではなく、発生から排出までを含めて確認します。

1

臭気の発生源が変わっていないか

対策を検討した時点と現在で、使用する原料、製造工程、処理量、運転時間などが変化している場合があります。現在の発生源を改めて確認します。

2

臭気を十分に捕集できているか

脱臭設備そのものが稼働していても、発生した臭気を十分に捕集できていなければ、処理設備を通らず工場内や施設外へ広がる可能性があります。

3

現在の処理条件が設備に合っているか

風量、臭気の負荷、温度・湿度など、設備へ入る条件が導入時の想定から変わっていないかを確認します。

4

設備が適切な状態で運転されているか

設定値や運転時間などを確認し、設備が想定された条件で運転されているかを整理します。

5

消耗品・設備のメンテナンス状況

活性炭、薬液、フィルターなどの消耗品や、設備の清掃・点検状況を確認します。

6

別の発生源・排出経路がないか

対策した設備以外にも臭気の発生源がある場合や、扉・換気設備など別の経路から臭気が外部へ出ている場合があります。

導入時と現在の条件を比較する

設備導入当初は問題が改善していた場合でも、その後に工場の条件が変わっている可能性があります。導入時と現在の違いを整理します。

  • 臭いを感じる場所が変わったか
  • 臭いが発生する時間帯が変わったか
  • 製造量や処理量が変化していないか
  • 使用する原料・薬品などが変わっていないか
  • 新しい工程や設備が追加されていないか
  • 排気量・風量などが変化していないか
  • 設備の運転時間・設定が変わっていないか
  • 消耗品の交換時期・点検状況

脱臭設備の前に「臭気を捕集できているか」を確認する

脱臭設備が正常に稼働していても、臭気を含む空気が設備まで届いていなければ、十分な対策にならない場合があります。

発生場所とフードの位置

臭気が発生している位置と捕集設備の位置が合っているかを確認します。

必要な場所を捕集できているか

複数の発生源がある場合、一部だけを捕集していないかを確認します。

ダクト・ファンの状態

ダクトやファンなど、臭気を処理設備まで送る設備の状態も確認します。

工場内への漏れ

捕集されなかった臭気が工場内へ広がり、扉や換気設備などから外部へ出ていないかを確認します。

臭いの発生源を調べる考え方を見る

既存の脱臭設備で確認したいこと

設備そのものを見直す場合は、方式名だけで判断せず、導入時の設計条件と現在の運転状況を確認します。

  • 設備導入時に想定していた処理条件
  • 現在の風量・処理量
  • 設備へ入る臭気の状況
  • 温度・湿度などの条件
  • 設備の運転時間
  • 設定値・運転方法
  • 消耗品の交換履歴
  • 清掃・点検・メンテナンス履歴

原因がわからない場合の次の進め方

自社で確認しても改善しない場合は、「設備を交換するか」だけで考えず、現在の臭気問題を改めて整理します。

発生源を再調査する

現在の発生源が明確でない場合は、工程や設備を改めて確認し、必要に応じて臭気調査を検討します。

臭気調査について見る

臭気の状況を確認する

現状把握や対策前後の確認が必要な場合は、目的に応じて臭気測定を検討します。

臭気測定について見る

設備・対策方法を見直す

現在の発生源や処理条件を整理したうえで、設備を含めた対策方法を改めて検討します。

臭気対策の流れを見る

専門会社へ相談するときに整理したい情報

既存対策の見直しを相談する場合は、現在の臭気問題だけでなく、これまでの対策や設備についても伝えると状況を整理しやすくなります。

  • 現在問題になっている臭い
  • 臭いが発生する場所・工程
  • 既存の臭気対策の内容
  • 使用している脱臭設備
  • 設備を導入した時期
  • 以前は改善していたか
  • 臭いが再び問題になった時期
  • 製造工程・原料などの変更
  • 設備の運転・メンテナンス状況
  • 近隣などから指摘がある場合はその日時・場所

臭気対策が改善しない場合によくある質問

脱臭装置を導入したのに臭いが改善しないのはなぜですか?

原因は一つとは限りません。臭気を十分に捕集できていない、処理条件が変化している、設備の運転・メンテナンス状況、別の発生源があるなど、複数の可能性を確認します。

脱臭装置を交換すれば改善しますか?

設備交換が必要とは限りません。まず発生源、捕集状況、現在の処理条件、設備の運転・維持管理などを確認し、問題となっている部分を整理します。

以前は臭いが改善していたのに、最近また臭うようになりました。

製造量、原料、工程、風量などの条件変化や、消耗品・設備の状態などを確認します。導入当初と現在の条件を比較すると状況を整理しやすくなります。

活性炭を交換しても改善しない場合はどうすればよいですか?

活性炭だけが原因とは限りません。臭気の捕集状況、処理条件、別の発生源や排出経路なども含めて確認します。

既存の脱臭設備がある状態でも専門会社へ相談できますか?

相談できます。現在の設備情報、運転状況、これまでの対策、臭いが発生する状況などを整理して相談すると、見直すポイントを検討しやすくなります。

既存の臭気対策で改善せずお困りの法人・事業者の方へ

設備交換を決める前の段階から相談できます。

現在の臭気問題や既存設備の状況を整理し、調査・測定・設備見直しなどに対応できる専門会社をお探しします。

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