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工場・事業所の臭気対策ガイド

工場の臭気対策の方法と流れ調査から脱臭設備まで順番に解説

工場の臭気対策では、最初から脱臭装置を選ぶのではなく、現在の問題を整理し、発生源を確認したうえで必要な対策を検討することが重要です。ここでは、臭気問題が発生してから対策後の確認までの基本的な流れを紹介します。

臭気対策の基本的な6ステップ

実際の進め方は現場によって異なりますが、臭気問題を整理するときは次のような流れで考えることができます。

1

現在の臭気問題を整理する

いつ、どこで、どのような状況で臭いが発生しているのかを整理します。近隣から指摘がある場合は、日時や場所なども記録します。

2

臭気の発生源を確認する

製造工程、排気、排水、原料、廃棄物などを確認し、臭気がどこから発生している可能性があるのかを整理します。

3

必要に応じて臭気調査・測定を行う

原因がわからない場合や現状把握が必要な場合は、専門会社による臭気調査や測定を検討します。

4

対策方法を検討する

発生源の改善、臭気の捕集、換気・排気の見直し、脱臭設備など、現場の状況に応じた対策を検討します。

5

設備・工事内容を比較する

設備を導入する場合は、方式だけでなく処理条件、工事範囲、維持管理なども含めて提案内容を確認します。

6

対策後の状況を確認する

対策を実施した後も臭気の発生状況を確認し、必要に応じて設備の運転条件や管理方法を見直します。

STEP 1:まず現在の臭気問題を整理する

専門会社へ相談する前に、すべての原因を特定する必要はありません。現在わかっている情報を整理しておくと、調査や対策の検討を進めやすくなります。

  • 臭いが発生する場所
  • 臭いが発生する時間帯・頻度
  • 臭いが発生するときに動いている工程・設備
  • 排気口・ダクト・換気設備の状況
  • 排水・廃棄物・原料などの状況
  • 近隣などから指摘された日時・場所
  • 現在使用している脱臭・排気処理設備
  • これまで実施した臭気対策

STEP 2〜3:発生源を確認し、必要なら調査・測定する

臭気の発生源として考えられる場所が複数ある場合は、工程や設備の運転状況と臭いが発生するタイミングを照らし合わせます。

自社だけでは原因を絞り込めない場合や、対策検討のために現状を把握したい場合は、臭気調査・測定に対応する専門会社へ相談できます。

STEP 4:臭気対策の方法を検討する

臭気対策は脱臭設備だけではありません。発生源から施設外へ臭気が出るまでの流れを確認し、どこで対策するのかを検討します。

発生源への対策

臭気が発生する工程や設備、保管方法などを確認し、臭気そのものの発生を抑えられないか検討します。

捕集方法の見直し

発生した臭気が周囲へ広がる前に適切に捕集できているか、フードや局所排気などの状況を確認します。

換気・排気方法の見直し

臭気を含む空気がどのように移動し、どこから排出されているのかを確認して、必要に応じて排気方法を検討します。

脱臭設備による処理

臭気を含む排気を処理する必要がある場合は、処理対象や風量などの条件を確認したうえで脱臭設備を検討します。

工場の臭気対策について詳しく見る

脱臭設備には複数の方式がある

脱臭設備が必要な場合でも、方式を先に決めるのではなく、処理対象や排気条件などを確認して比較します。

活性炭

活性炭を利用して臭気成分を吸着する方法です。処理対象や使用条件、交換などの維持管理を含めて検討します。

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スクラバー

気体を液体と接触させて処理する方式です。処理対象や使用する液、排水、維持管理などを確認します。

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燃焼脱臭

臭気を含む排気を燃焼処理する方式です。処理対象、風量、温度、エネルギーなどの条件を確認して検討します。

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生物脱臭

微生物の働きを利用して臭気成分を処理する方式です。処理対象や運転条件、維持管理などを確認します。

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脱臭装置の選び方を見る

STEP 5〜6:提案を比較し、対策後も確認する

専門会社から設備や工事の提案を受ける場合は、設備方式や価格だけでなく、処理条件、工事範囲、維持管理なども確認します。

また、対策を実施したら終わりではありません。臭気の状況を確認し、必要に応じて設備の運転条件や管理方法を見直します。

臭気対策で避けたい進め方

原因を確認せず設備を選ぶ

臭気の発生源や処理条件が整理できていない状態で設備を決めると、実際の問題と対策が合わない可能性があります。

排気口だけを確認する

臭気は排気口だけでなく、扉や開口部などから施設外へ出ている場合もあります。発生源から排出までの経路を確認します。

導入費用だけで設備を比較する

脱臭設備は導入費用だけでなく、消耗品、エネルギー、点検、清掃などの維持管理も含めて確認します。

対策後の確認を行わない

設備導入や改善を行った後も臭気の状況を確認し、必要に応じて運転条件などを見直します。

臭気対策についてよくある質問

工場の臭気対策は何から始めればよいですか?

まず、臭いが発生する場所、時間帯、工程、設備など、現在わかっている状況を整理します。そのうえで発生源を確認し、必要に応じて臭気調査や測定を検討します。

臭いの原因がわからない場合でも対策できますか?

原因がわからない段階では、いきなり設備を選ぶのではなく、臭気調査などで発生源や状況を整理する方法があります。

臭気対策には必ず脱臭装置が必要ですか?

必ずしも脱臭装置が必要とは限りません。発生源の改善、捕集方法、換気・排気方法の見直しなどが対策になる場合もあります。

どの脱臭方式を選べばよいですか?

方式だけで一律に決めることはできません。処理対象となる臭気、風量、温度・湿度、運転時間、設置条件などを確認して比較します。

臭気対策をどの会社へ相談すればよいですか?

原因が不明な場合は臭気調査、測定したい場合は臭気測定、設備導入を検討している場合は脱臭設備に対応する会社などが候補になります。

どこから臭気対策を始めればよいかわからない方へ

原因や必要な設備が決まっていなくても相談できます。

現在の臭気問題を整理し、調査・測定・脱臭設備など、必要な対応ができる専門会社をお探しします。

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