工場ニオイ対策ナビ

工場の臭気対策ガイド

工場の臭いで苦情を受けたときの初期対応と臭気対策の進め方

工場や事業所の臭いについて近隣から苦情を受けた場合、原因を推測してすぐに設備対策を行うのではなく、まず苦情の内容と工場の稼働状況を整理し、臭気の発生状況を確認することが重要です。

苦情を受けた直後に確認したいこと

臭気問題を確認するためには、「臭いがする」という情報だけでなく、いつ、どこで、どのような状況だったのかを整理することが重要です。

苦情の内容を記録する

臭いを感じた場所、日時、時間帯、臭いについての表現、継続時間など、相手から確認できた内容を記録します。

工場の稼働状況を確認する

苦情があった時間帯に稼働していた製造工程、設備、排気設備、原材料の使用状況などを確認します。

自社で確認できる範囲を整理する

工場内や敷地境界付近で臭いを確認し、発生場所や時間帯についてわかる範囲で情報を整理します。

記録を継続する

一度の確認だけで判断せず、発生日時、稼働状況、天候などを継続して記録すると、専門会社へ相談する際にも役立ちます。

苦情だけで臭いの原因を決めつけない

苦情を受けた場合でも、その情報だけから臭いの発生源や原因を確定することは困難です。工場には複数の製造工程、排気設備、原材料などがあり、複数の要素を確認する必要がある場合があります。

また、臭いを感じる場所や時間帯は一定とは限りません。そのため、苦情の内容と工場側の稼働記録などを照らし合わせながら、発生状況を整理していくことが重要です。

原因がわからなくても相談できます

発生源や必要な対策がわからない場合は、原因を決めつけず、現在わかっている情報を整理した状態で臭気調査に対応する専門会社へ相談できます。

専門会社へ相談する前に整理しておきたい情報

すべてを自社で調査する必要はありませんが、確認できる情報を整理しておくと、専門会社へ状況を伝えやすくなります。

  • 臭いを指摘された日時・時間帯
  • 臭いを感じた場所
  • 苦情が発生した頻度
  • 該当時間帯の製造工程や設備の稼働状況
  • 排気設備・換気設備の運転状況
  • 使用していた原材料や薬品など
  • 既存の脱臭設備や臭気対策の状況
  • 風向きや天候など確認できる周辺状況

苦情発生から臭気対策までの基本的な流れ

1

苦情と稼働状況を整理

苦情を受けた日時や場所と、その時間帯の工場の稼働状況を整理します。

2

臭気の発生状況を確認

工場内、排気箇所、敷地境界付近など、必要な場所について臭気の状況を確認します。

3

必要に応じて調査・測定

自社だけで原因や影響範囲を確認することが難しい場合は、臭気調査や測定に対応する専門会社への依頼を検討します。

4

確認結果をもとに対策を検討

発生状況や調査結果、設備条件などを踏まえ、運用改善や設備対策など必要な対応を検討します。

自社だけで確認が難しい場合は臭気調査を検討

臭気問題では、自社で状況を確認しても発生源がわからない場合や、周辺への影響をどのように確認すればよいかわからない場合があります。

そのような場合は、臭気調査や臭気測定に対応する専門会社へ相談し、どのような確認が必要かを検討できます。

臭気調査に対応する会社を探す

工場の臭いについて苦情を受けた場合のよくある質問

近隣から臭いの苦情が来たら、すぐに脱臭装置を導入すべきですか?

必ずしも設備導入から始めるとは限りません。まず苦情が発生した状況や工場の稼働状況を整理し、臭いの発生状況を確認することが重要です。その結果を踏まえて必要な対策を検討します。

工場内では臭いを感じないのに苦情が来ることはありますか?

工場内と周辺では臭いを感じる条件が異なる場合があります。排気の位置や周辺環境など複数の要素が関係するため、工場内で感じないことだけを理由に判断せず、苦情の日時や場所などを含めて状況を確認することが重要です。

臭いの発生源がわからない場合はどうすればよいですか?

発生源が特定できていない段階でも、臭気調査に対応する専門会社へ相談できます。苦情の日時、場所、工場の稼働状況など、現在わかっている情報を整理しておくと相談しやすくなります。

すでに脱臭設備を使っている場合でも相談できますか?

相談できます。既存設備の種類や運転状況、苦情が発生した条件などを整理し、現在の対策で十分かどうかを含めて専門会社へ確認できます。

近隣からの臭いの苦情でお困りの法人・事業者の方へ

原因や必要な対策がわからない段階でも相談できます。

現在わかっている状況を確認したうえで、相談内容に対応できる専門会社をお探しします。

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